奇跡と釣果

   

November 2, 2017


10月30日の夕方、T氏から電話が入った。「カセ釣りに行くぞ。」

台風22号が過ぎたばかり。冗談でしょう。天気予報を見ていたが、うねりが残っているような情報だった。T氏は、昼にはオサマルと断言して、本気の様だ。私は、前回、お気に入りの竿を海に引きずり込まれて、意気消沈しているのに・・・ 風も残って大変だぞ・・・海の上で揺られるのも嫌だ。そこは釣り好き、断るわけがない。夜10時には支度を始めた。

奇跡が起こった。

31日 午前2時30分 船宿に到着。5時30分にスマホのアラームをセットして、車の中で寝袋を被って仮眠。アラームが鳴ってすぐに、防寒着に着替えて、釣り道具を軽トラに積み込む準備をしていると、船頭が、「これ君の竿だろう。」見ると紛れもなく私の愛竿・・・ 驚きと伴に嬉しいの感情が爆発。船頭に「ありがとう。」 「ありがとう。」2週間前に海に落として、台風が通過する荒波の中でよくぞ戻ってきてくれた。竿は無傷。リールはスプールの周りに傷が少々あるのみ。船頭が養殖いかだの作業中に引っ掛かけて、上がって来たそうだ。落とした帰りに、「ワーワー」ボヤイていたのを、船頭が聞いていてくれて、宿裏に仕舞っておいてくれた。T氏も「奇跡だな。」と感嘆、感心していた。もう釣れなくてもいい。

午前6時30分 台風の風を避けてカセを移動してあったので、準備のため他の釣り客を先に送った後、遅れてカセに乗り込む。

やはり小さいがうねりが残っている。海の中を覗くと、前回とは打って変わって、濁っている。大丈夫かな・・・「もう釣れなくてもいい。」なんて思っていたのが現実になりそうだ。

サビキ釣りを始めて4時間。何の変化もなかった。アタリも無し。諦めかけていると、T氏の竿が大きく弧を描いた。大きいぞ。30cmを超える大アジ。「やったー。やっと来た。」でもその後、また、アタリがピタリと止まり泳がせ釣りもできない。夕方に期待するしかないね。

11時、お湯を沸かして昼食。おにぎりとワンタンメンを啜る。

昼近くに、今度は、私の竿が撓る。22cmの真鯛。居るのだな。続いて30cmの真鯛。「良いぞ、良いぞ。」 T氏も大アジ、真鯛と釣果を上げていく。

その後、T氏が40cmを超えるトラフグ。これが後に2人とも経験したことのない、体験になる。!!!

今日は、ここまで、このエピソードはアイキャッチにヒント、次回に書くことにしよう。

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