シカ獲り名人

   

February 25, 2018


根尾川アマゴ放流の3回目(最後)に都合がつかず、行けなかった。しかしながら、釣り人の多さを考えると、然程、残念には思われない・・・

2月24日 谷の状況を見がてら、朝、9時に18日に放流されたはずの奥の放流場所にのんびりと向かう。釣り残された魚を狙ってのことである。

1か所目、居るには居るが、数は少なく常連の釣り人に尋ねると放流後3日で終わってしまい、それ以降釣れてないとのこと。魚籠の中はカラッポ

2か所目、全く魚影が見えない。小さな谷に入ることにした。

15軒くらいの小さな集落の細い道をT氏のランクルで駆け上がって行く。やはり山奥に入ると道路脇には雪が残り、圧雪した道路は怖いものだ。

小さな空き地 ごみの集積場で車を止めて準備していると、坂の下にある家屋からおばあさんが上がってきたので駐車の許可を求めるとあっさりO.K

世間話をしていると、白いふつうの犬がどこからともなく現れた、おばあさんの犬、でもこの犬が大した犬であった。

なんと、この犬 鹿獲りの名犬らしい。猟犬ではあるが、人が大好きらしい。猟犬には「お手」もできないが、この犬、話している間ずっと私たちのそばで話を聞いている。

今年になって、何匹も鹿を獲って来ているとのこと。人は狩猟の許可が要るが、犬は違う。許可証なんていらない。自由気ままに、山を駆け巡り鹿を獲っているのだ。シカ肉欲しい。

しかし、獲って、2,3時間で捌かなといけないとのこと。チャンスがあればジビエを手に入れたいものだ。

着替えを済ませ、谷に向かう。風は無いが、小雨交じりの雪

谷に降りて釣り始めると、小さなアマゴがポツ、ポツ 数時間前の人の足跡・・・ これは無理 足跡が無く、糸を垂らさなかっただろう場所でポツ・・・さらに上流へ行くと名古屋ナンバーの車が雪の中で止まっている。よくここまで乗用車で入って来たな・・・ 谷に落ちるぞ・・・

5匹ほど釣って、お昼時 熱いお湯を沸かし、いつものおにぎりとスープ いいネ

T氏は名古屋の釣り人を追い越してさらに上流へ向かった様で、車に戻ってからスープとコーヒー

帰り際、先ほどのおばあさんがやって来て、自家製のたくわんの漬物を2本もくれた。なんと素朴で人を疑わない人なんだろう。お返しに車にあったおつまみを渡したが恐縮しておられた。

名犬にもあげてくださいな。

 

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